いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

新しい財布

十数年ぶりに財布を買い替えた。

 

ここ最近はてっきり財布を持ち歩いていなかった。家族で行動するときには妻が財布を持って行くし、単独行動を取るときには、スマホケースに挿したカードだけで十分なのであった。

 

ゆえに使い古した財布はずっと通勤用のリュックにしまったまま。とはいえ在宅勤務ばかりなので、そのリュックもほとんど家に置きっぱなしだった。

 

新しい財布は、鞄も数点所有する『土屋鞄』にて購入した。持ち歩きができるよう小柄なサイズ感に拘り選択。色は大好きなオリーブブラウン。肌触りも滑らかで、革模様も美しかった。所有欲をくすぐられ即購入。本当はビジネスバックが欲しくて見に行ったのだが、そちらはもう少し迷うことにした。

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平日なら人も少ないかと、今日は久しぶりに梅田に行った。土屋鞄ではランドセルも視察し、他にも、本屋で気になっていたビジネス書をいくつか物色、購入するものとそうでないものの選別も済ませた。

 

妻と息子も付き合わせての買い物だったが、2時間ほどで帰宅した。電車で数駅の近所に住んでいるからこそできる街利用の仕方なのであった。

 

電車での移動中、愛くるしい息子は周囲の人々にときめきを与えていた。親の贔屓目を除いても、やはり息子はアイドル顔をしている。道ゆく同年代の子を覗き見しては、失礼ながらも、その確信を妻と深めていたのであった。当然、本人は知る由もない。