いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

女子たちの日

チョコを食べる女の子はホントにいい顔をする。

 

妻と娘とチョコを齧りながら、対面のふたりをぼんやりと眺めていた。彼女らが手作りしたチョコだ。口の中には濃厚な甘さが広がり、改めて女の子好きする食べ物だよなあ、と胸中でひとりごちていた。

 

手作りチョコはラッピングされた形で娘から貰った。ママとこそこそ準備をして、少しハニカミながらに手渡してきた。バレンタインの営みを理解できる歳になったかあ、と少し感慨にふけった。

 

あと何年かしたら、娘も意中の男子に渡したりをし始めるのだろうか。息子が貰える歳になる頃に、まだバレンタインという行事は残っているだろうか。そんなことがふと頭をよぎった。

 

毎年思うが、女子たちの素敵な笑顔が見られる日。