いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

息子のゴールデンタイム

息子のゴールデンタイムがある。

 

21:00過ぎてから寝るまでの時間だ。お姉ちゃんが翌日の幼稚園に備えてひとり寝室で就寝する。

 

息子は昼寝をたっぷりしているので、この時間はまだ寝ないことの方が多い。ゆえにパパとママを独り占めでき、なんだったらテレビもお姉ちゃんを気にせず好きなものが流してもらえる。まさにゴールデンタイムだ。

 

彼もこの時間になると、それまで以上に甘えてくる。私や妻にべったりと抱きついてきて、ママには隙あればおっぱいをねだる。私たちも娘を気にせずできる限り彼に構ってあげられるので、至福の時が流れるのであろう。

 

私たちもこの時間があることでバランスが保てる気持ちになる。娘は弟が産まれる4歳まで、たっぷりとパパママを独占できた。息子にだって、こうやって双方からの愛情をたっぷりと独占できる時間があって良かろう。

 

ただ息子はお姉ちゃんのことも大好きだ。4歳の差があるお姉ちゃんは、心のゆとりを持って弟を可愛がってくれている。かまってくれる存在が家に3人居るというのは息子だけが享受できる恩恵である。

 

親としては、互いが互いを羨ましい、ずるいと思うようなことが少なければよいなと願っている。私はお姉ちゃんでよかった。僕は弟に生まれてよかった。そんなふうに感じて成長してくれたら嬉しい。