いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

コロナ陽性

ついに我が家の順番が回ってきてしまった。

 

娘が昨日の深夜から発熱し(ピーク時は39度超)、今朝病院で検査をすると陽性だと告げられた。

 

当然、私たちも濃厚接触者となった。幸いなことにまだ娘以外に症状は出ていないが、買い物などにも行けなくなるし、各方面への連絡も必要となる。

 

ひとまず会社の上司に一方を入れ、会社コロナ関連の窓口に報告した。5月はずっと在宅勤務をしており、誰とも接触していないので、ひとまず会社には迷惑をかけずに済んだ。

 

次に週末に家族で遊んだ友人に連絡した。おそらくは週明けの幼稚園でウイルスをもらってきたのだとは思ったが、何かあってからでは申し訳ない。幸い、友人宅では誰も体調不良は出てないとのことだったので、ひとまずは安心することができた。

 

病院から妻と娘が帰ってきてからは、娘を子供部屋に隔離し、そこで過ごしてもらうようにした。とは言ってもまだ5歳の子供だ。ひとりだと寂しいし、いろいろと世話をしてあげる必要もある。

 

彼女と接するときにはマスクをし、頻繁に手洗いうがいをするというできる対策を講じるしかないのだ。そもそももう感染していて発症待ちな気がするが、ウイルスの体内濃度で症状の酷さも変わるという話もあるようなので、最善を尽くすことにした。

 

娘の部屋には昔使っていたテレビを設置し、持っている限りの子供向けDVDなどを持ち込んだ。退屈だろうが、ここで10日間あまり過ごしてもらわなければならない。

 

夕方になると、感染経路も明らかになった。やはり睨んでいたとおり、月曜日の幼稚園でもらってきたようだ。幼稚園からの周知はなかったが、娘の仲の良い子が月曜の夜から発症し、陽性になっていたらしい。

 

月曜時点でその子の家族が既に体調不良になっていたようなので、そもそも大事をとって幼稚園を休ませてくれてさえいれば、こんなことにはならなかった。今さら言っても仕方ないが、とてもやるせない気持ちになった。

 

また幼稚園も幼稚園だ。そんな大事なことを周知もせずに包み隠しているだなんて。聞くと、仲良しグループのもう一人も今日体調不良で休んでいるらしい。これはもはやパチンコクラスターではないか。他のクラスメイトにも広がっている可能性は十分にある。

 

そのように、思うところは沢山あるが、なってしまったものは無しにはならない。被害を最小限に抑えるためにも、引き続き最善を尽くすしかない。子供たちの為、一家全面は避けたいところである。

 

防げたであろう誰かの判断ミスで、組織としての対応の悪さで、こんなふうにコロナが広まっているのだろうと身をもって実感することができた。ため息だ。