いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

リハビリ・アウトドア

半月ぶりに外に遊びに行った。

 

まずはご近所ということで、緑地公園にテントを持って出かけた。外に出ないうちに太陽の灼熱度が上がっていた。復帰日にしては容赦がないではないか。

 

まだ慣れぬ手つきでテントを設営し、遮光性抜群の内部に入ると、やっと一息つけた。さっそく娘はラジコンを走らせ始める。長らくお預けを喰らっていたが、ついに外を走らせることができた。我らがハマーは、オフロードでも力強い走りを見せてくれた。

 

大人たちはテントの中で涼むと、それ以降、外に出たい気持ちが減衰した。メッシュの窓から外を眺めながら、ごろりとしてのんびり過ごしたい。そう思っていたのだが、当然ながら子供らがそれで許してくれるわけがない。昼食を取り合えると、どちらからともなくテントの外へと這い出して行った。

 

子供らはそれぞれにやりたいことがあるので、我々大人が一人ずつについて回る。私は特にアクティブな娘に連れられ、「大冒険しよう」と獣道を選んで園内を歩き回った。

 

池の近くでは小学生たちに釣ったザリガニを見せてもらった。樹影が落ちる湿った土の上では抜け殻になる前のセミの幼虫を見つけた。遭遇した同級生とは軽快な挨拶を交わし、いつにも増して娘は弾けるような笑顔を見せてくれた。

 

先にバテたのはやはり大人たち。夕方になる前にテントを畳み、疲れた身体に鞭打って家まで自転車を漕いだ。子供らは自転車で軽く眠り、私も家につくとソファに寝転んだ。

 

リハビリ初日はやはり疲れた。とはいえ早いところ体力を回復させなければ。明日も頑張って外に出よう。