いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

自転車を追いかけて

ヘルメットを被った娘が少し先を進む。

 

娘の自転車も安心して見られるようになった。ただ、万が一に備えて並走は必要なので、今日は汗だくになりながら彼女を追いかけていた。

 

自転車を置いたと思っても、彼女はかけっこ競争や鬼ごっこをやりたがった。Tシャツの、特にバックプリント部分に染みた汗が背中に当たって気持ち悪い。

 

それでも、まだまだ娘に足の速さでは負けてられないので、気力を絞って張り合う。テントに戻るたびに倒れ込みながら息を整えていた。

 

それにしても子供たちはやはりパワフルだ。娘ばかりではなく、息子の方も、お茶を飲んだらすぐにまた遊びに向かおうとする。テントの中でしばし休憩をとりたい大人たちの気も知らず。

 

それでも今日は公園に遊びにきたのだから、子供たちの方が正しい。それに平日はそんなに外遊びをさせられないのだから、天気のいい週末くらいは思いっきり遊ばせてあげたい。それでいい。ただ結果、我々がヘロヘロになるだけだ。

 

帰ってからすぐにみんなでシャワーを浴びた。夕食は暖かな鍋でお腹は一杯。今夜はぐっすり眠れそうだ。