いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

滋賀へ日帰り旅行

子供らが車を走らせ琵琶湖を拝みにいってきた。

 

いつもどおり運転は妻。私はせっせとナビをし、音楽を流し、子ども達をあやす。レンタカーでの日帰り旅行も久しぶり。天気にも恵まれ気持ちよく出発した。

 

まずは最初の目的地『ラコリーナ近江八幡』に到着。

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子供らが産まれる前に妻とふたりで来た以来の訪問。女子には堪らないだろう、見た目もバッチリなスイーツの宝庫である。前回よりも新エリアの開発が進んでおり、敷地を歩き回るだけでも充分に楽しめた。

 

子供らが喜ぶギミックあふれる置物があり、エリア中央にある田んぼでは、自然に生息するメダカやオタマジャクシ、ザリガニまでが見られて娘と喜んだ。

 

人もそこそこいたが、昼食もスムーズに済ませられたし、ほとんどが野外なのであまり気にならなかった。

 

次は初めて訪れる『めんたいパーク』。入場無料なのに子供を遊ばせられる遊具スペースがあり、大人たちは出来立ての明太子を味わえるという素敵スポット。

 

子供たちはキャッキャと喜びながら遊び回り、私は何食わぬ顔して試食の明太子を4度も食べた。当然、自宅用の明太子もどっさりと買う。ラコリーナでは甘いスイーツを妻が買っていたので、これでバランスが取れるといったところだ。

 

今夜はほかほかご飯に明太子を贅沢に乗せて食べよう。それだけあれば、何にも勝るご馳走である。

 

最後は、せっかく近くまで来たということで、琵琶湖の砂浜に立ち寄った。水辺に立つと風がひんやりとしていてとても気持ちがよかった。

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前日の雨で水は濁ってはいたが、やはり波の飛沫を浴びると開放的な気分になる。娘は靴を脱ぎズボンをたくしあげ意気揚々と波に向かっていった。波を見誤り案の定おしりを濡らしていたが、それはまあご愛嬌。息子も砂浜を走り回り、総じていい時間を過ごした。

 

帰り道は珍しく息子が泣きじゃくり、30分ほど大変な時間が続いたが、なんとか落ち着かせて寝つかせた後は、一転してのんびりとし、妻と娘はモールに立ち寄りショッピングまですることができた。

 

そんなふたりを待つ車内。チャイルドシートに沈み込み、寝息を立てている息子の傍らでこの日記を書いている。ほどよい疲労感が身を包むが、それよりも充実感で胸が満ちている。

 

ぐぅとお腹がなる。保冷バックの中の明太子を想像し、口の中に唾液が広がる。きゅるるとふたたび腹が鳴り、待ちわびている様を露骨にアピールされた。