いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

クライアントとの談笑

大雨の東京を後にした。

 

今日は対面でのクライアントミーティング。ふたたび東京の本社を訪れた。またもや議論は盛り上がったが珍しく予定時間内でミーティングを終え、帰り支度をする前に、クライアントのリーダー的存在である部長さんと談笑する余裕があった。

 

とにかくキレ者で、議論においてもいつも鋭い切り口でコメントを出してくる方なので、対峙するときには一切の気を抜けない。ただ一方で、とても気さくなおっちゃんでもあり、彼と話していると、前職の事業会社時代の人間味ある会社生活を毎回思い出してしまうのだった。

 

簡潔に言えば、私はその方のことが人間的にとても好きなのである。彼のような方が自分の初めてのクライアントだという事実も嬉しくて、そういう点も含めて、きっと忘れ難い相手になるのだろうと早くも感じている。

 

そんな好意を持っている相手なので、雑談時においてはついつい前職の時みたく、相手の懐に飛び込むような会話をしそうになってしまう。彼は上司ではないのだし、ましてやクライアントなのだから適切な距離を取らねばと言い聞かせ、なんとか自身を抑えている。

 

一方で、これまでの経験的にも、そして私に接するときに醸し出す雰囲気的にも、どうやら私も気に入られ始めているような感触を得ている。そんなこともあって、今日のミーティング後の談笑は長らくふたりで盛り上がり楽しかった。実際の部下ならそのまま飲みに行っただろうなと思うくらいに。

 

今後も気を抜けない相手ではあるのだが、改めてこの人や、この会社のために、力になりたいと感じた日であった。そしてこのような出会いのあるコンサルという仕事の面白みも、改めて実感することができた。