いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ぶどうがお好き

息子は果物ではぶどうが好きなようだ。

 

特にここ最近は目がない。スーパーでもぶどうを見かけると「ぶどう、ぶどう」と他の単語よりもはっきりとした発音で連呼する。実物だけじゃなく、パーケージに印刷されたゼリーやお菓子でも反応するようだ。

 

昨夜食べさせた誕生日ケーキでも、上に乗せたシャインマスカットだけを爆食いしていた。先日のデラウエアだってそうだったし、今日も冷蔵庫から取り出した巨峰を見せただけで、「あ!ぶどう!ぶどう!」と興奮した面持ちで私のもとまで駆け寄ってきた。

 

私はこれまでぶどうを特別に意識したことはなかったが、彼に付き合って食べているうちに、たしかに甘くて美味しいなと、新鮮な気持ちで見直すこととなった。そこそこお値段はするのだろうが、たまにはご褒美として買って食べさせてもよいであろう。

 

ちなみに息子は2歳の誕生日前後において、急激に語彙が増えた。どうやら好きなものから覚えていっているようで、好きな動物や乗り物、そしてやはり食いしん坊な彼らしく、食べ物が圧倒的に多いのであった。

 

それにしても「ぶどう、ぶどう」と連呼する息子の膨れっ面は可愛いくて仕方ない。母音の配置的にどうやっても小さな唇が前に突き出る仕様となっている。まるで前のめりな彼そのものを表しているかのようだ。