いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

忙しい結婚記念日

過去一で忙しい結婚記念日だったかもしれない。

 

前職のときは可能な限り年休を取っていたが、今回に関しては曜日が悪かった。クライアントミーティングに向けた資料作成の佳境日だったのである。

 

しかし、せめて何かお祝いはしたい思い、妻にケーキを買ってきてもらい、夕食後にふたりで食べた。ついでに子供たちの分も買ってきており、息子にいたっては私の分のケーキまでも半分くらい平らげたけれど。

 

初めて利用するケーキ屋だったが、値段も張るぶんとても美味しくて、全員が大満足であった。今後も記念日には利用しよう、そう妻と意見を合わせた。

 

また、残業終わりの業務後には、以前の結婚記念日にお揃いで買っていたマグカップで、暖かいお茶を飲んだ。ふたりとも大好きな白桃烏龍。ひとつのティーパックでふたりぶんのお茶を、交互にゆっくりとお湯を注ぎながらに私が淹れた。

 

ふたりダイニングテーブルに向かい合って座り、しばしリラックスして談笑をしていたが、途中で寝室にいる娘が泣き出して、ふたりの時間は終了となった。

 

妻は寂しがっていたからまた近いうちに埋め合わせをしなければ。慌ただしい中で僅かな時間しか取れなかったが、細やかながらもお祝いができたのが救いだ。