いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

休職明けの同期とランチ

会社に行くついでに同期とランチをしてきた。

 

今月から復職した同期だ。4月に一緒に入社したのだが、しょっぱなからキツいプロジェクトにあたり、心を病み、8月から休職していたのであった。

 

そんな彼とは休職中もちょくちょく連絡をとっており、復帰したという連絡をもらった際にランチに行く約束を交わしていた。

 

久々に再開した彼は(正確には対面で会うのは初めてだったのだが)、すっかり回復したようで元気そうであった。

 

店探しに歩き、ランチを食べ、カフェに入りと、1時間半あまり話して、諸々の顛末と近況を聞いた。鬱という診断はもらったものの、限界の一歩手前に自らで病院に行き、休職という手段を選んだことにより、傷は浅く済み、そのぶん2ヶ月ほどの休みで復帰できたようだ。

 

休職前のプロジェクトの状況や彼の働き方を聞くところによると、誰でも病むような内容であった。私が聞いた限りでは、マネージャーの怠慢に原因があると感じた。やはり案件や上司は選ばなければダメだなという自戒も込めた感想を抱いた。

 

とはいえ、彼は持ち前のポジティブさで、今回の休職も前向きに捉えているようだ。コンサルをしていくなかでは、大半の人が苦しい経験をするので、それを序盤に味わえ、自分の限界を知れたからだという。休職中にもMBAのスクールには通っており、家族と旅行などもできて、意義のある時間が過ごせたようだ。

 

また真面目で分析思考な彼らしく、今回の挫折の要因も正確に分析しており、今後の対策までを整理できたことにより、一段と自信をつけたようにも見えた。以前は少しプライドが高いところを心配していたのだが、どうやら柔軟性もあり、確固たる自信も備えているようなので、強い人間だなと思った。

 

そんなわけで、彼の元気な姿が見られ、またたくさん話もできて、有意義なランチであった。せっかく巡り合わせで同期になったのだから、今後も良好な関係を築いていきたいなと思っている。なんにせよ、無事に戻ってきてくれてよかった。

 

そして休職に際した会社側の対応を見る限りでは、とても懐の深い会社だということも確認することができた。明日は我が身ということがないわけではないので、そういった意味では、安心材料を得ることができた。もちろん、体と心は大事にするつもりだけれど。