いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

手の抜きどころ

働かざる者は食うべからず。

 

そう世間では言われているが、今日私は特になにをしたでもないのに、夕食にはすき焼きを食べていた。

 

年休を取得したわけでもないのに、やるべくタスクも完了したものだから、朝30分ほど次のプロジェクトの業界のことを調べ、上司とチャットで雑談しただけで端末を切った。裁量労働制、万歳である。

 

そんな暇な日だったので、娘の送り迎えも私が担った。午前中には妻を気晴らしのひとりショッピングに行かせ、息子とリビングで過ごし、配信が始まった『シン・ウルトラマン』を寝ころびながらに眺めた。

 

夕方には娘のプールの見学にみんなで行き、家での夕食がすき焼きである。労働の後ではなかったが、久々に食べる牛肉はとても美味しかった。ついつい卵を3つも使ってしまった。

 

どうせまたすぐに忙しくなるのだろうから、ゆっくりできる時くらいゆっくりしようじゃないか。半年が過ぎ、現職での手の抜きどころもだいぶわかってきた。