いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

賭けに勝った年

過ぎ去ろうとしている2022年のことを顧みる。

 

今年は“賭けに勝った”といえる年であった。10年勤めた前職を去り、未経験の業界へと飛び込む決断をしたのだ。家族を養いながらも、自身の将来と誇りを勝ち取るため、勝負に出たのであった。

 

結果は大勝利と言って良いだろう。すくなくとも今現在においてはあらゆる面で充実感を抱けている。仕事に対するやり甲斐や誇り、将来に向けたキャリア基盤、自由度の高い勤務スタイル、能力と業務との相性、人間関係、そして収入面。その全てが向上した。

 

もちろん、1月から3月にかけてが年間でもっとも大変な時期だと言われているので、これから苦労もあるだろう。それでもそれに立ち向かう覚悟は既にできている。大きな勝負に出て勝利を得たという経験も、私にとっては小さくない自信のひとつになっている。

 

そのような仕事面だけでなく、家族の面でも相変わらず充実した1年だった。子供らもすくすく育っている。息子はパパっ子になりつつあり、そのことによる相乗効果で、娘からも前にも増して甘えられている。

 

もちろん妻との関係も良好であり、コンサル業をするようになってからというもの、世の中の仕組みや社会問題に関することでの会話も増えた。

 

そもそも転職という大きな決断に際しても、私を信じて応援をしてくれて、入社後もペースを築くまで全面的にサポートしてくれたのは妻である。彼女への感謝なしには、今年1年を語ることはできないだろう。

 

来年は娘が小学生に上がり、息子もプレ幼稚園が始まる。それに伴い妻の生活リズムも大きく変わりそうだ。そう言った意味では来年は今年と反対に、私以外のメンバーに変化が訪れる年と言えるかもしれない。

 

ちなみに、今私たちは神戸のホテルに泊まっている。

 

初めての試みとして、ホテルで年を越してみるという、プチ贅沢を試してみている最中なのだ。

 

ただその前にはいくらかの計画違いも生じた。妻の実家に帰省するつもりだったのだが、前日の夕方から息子が熱を出し、急遽行くのを取りやめたのである。

 

彼の熱自体は一晩で治り、コロナ検査も陰性、本人もいたって元気なので良かったのだが、帰省を楽しみにしていた面々には寂しい思いをさせてしまった。

 

本来は帰阪の新幹線からそのままホテル泊まりをスタートさせるつもりであったが、計画を変更して今日は自宅から神戸へと向かった。宿泊地を神戸にしていたことが、不幸中の幸いといえるであろう。

 

この時期限定のニューイヤービュッフェは大満足であった。カニやステーキ等を筆頭に、普段は食べられない贅沢品を飽きるまで繰り返し食べ、腹を満たした。

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自室に戻ると、適宜チャンネルを変えつつ、大晦日の雰囲気を味わった。窓から覗く神戸の夜景をたまに眺めながら、改めて不思議な気持ちを抱きつつも。

 

それでも、家族揃って仲良く年を越せるのだから、それ以上に望むものはない。今年も幸せが溢れる一年であった。願わくば、来る新年もそうであらんことを。