いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ホテルで年明け

朝8時頃に目を覚ますと窓からは快晴が覗いていた。

 

昨夜は、家族でカウントダウンをした後は比較的すぐに就寝した。ツインベッドに大人と子供1人ずつで寝た。動き回る子供らをなんとかコントロールし、なんとかベッドから落とさずに朝を迎えられた。

 

一緒に起きた妻は朝風呂に入り、私はその間ひとり掛けのソファに座り、見るつもりもない正月番組を小音で流しながら、手元のスマホを弄っていた。

 

朝食の時間になったので子供らを起こしてブュッフェに行く。面々好きなものを食べて腹を満たした。ただどうやら私はブュッフェが下手くそらしい。昨夜に引き続き、どこか締まりのない形で会場を後にした。

 

部屋に戻ってからも、チェックアウトの12時まではのんびりと過ごした。布団の上でゴロゴロせずして正月気分は味わえまい。

 

チェックアウトした後は、部屋から見えたロープウェイに乗りたいと娘が言うので、荷物を預けて皆で山頂を目指すことにした。以前、妻と来た時にはそこそこ人混みがあったが、さすがに正月から訪れる人は少ないのか、すぐにロープウェイに乗ることができた。

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山頂のハーブ園では時間をかけて広い園内を歩き回った。山の斜面に作られているので、降る分には心地よかったが、帰りの登りは心が折れそうになった。それでも天気が良かったこともあり、途中みんなで足湯を楽しんだりもして、とても清々しい気持ちになれた。

 

帰りには子供らがそれぞれ寝て、夕方に自宅へと戻った頃にはふたりともフル充電されていた。ふたりに我々からのお年玉を渡した後には、ハーブ園で購入した入浴剤入りのお風呂に入った。

 

そしてこれから遅めの夕食だ。昨夜からの豪勢な食事からは一転、家にある食べ物だけで質素に済ませる。だが、それでいい。それでこそ私が思い描く正月だ。