いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

久しぶりの観覧車

天気が良かったので久しぶりに観覧車に乗った。

 

子供たちは初めての経験だ。私と妻も十数年ぶりだろう。EXPOシティの観覧車。日本一の高さを誇ると謳われている。

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これまで何度もその前を通ってはいたが、入場ゲートに入ることは初めてだった。搭乗口まで到着すると、短い人の列ができていた。いつもガラガラの印象だったので少々意外に思った。

 

チケットを買うとき、その理由が明らかになる。毎月23日は、大阪府民なら200円オフで乗れるらしい。そのため今日はそれを知る府民たちがこぞって乗りに来たのであろう。

 

なんで23日なのか、という謎は、名探偵の妻が推理をした。「23」で「フミン」なのだろう。調べていないが、おそらく当たっていそうだ。

 

そうはいうものの、ものの10分たらずに観覧車には乗れた。全面スケルトンのゴンドラで、高度が上がってくると足がすくむ。序盤は大人たちも内心ドキドキしてしまっていた。

 

頂上近くまで来ると、子供らもあまりの高さに我々にしがみついてきた。それはそうだ。足元には車が豆粒のように見える。太陽の塔も、家に置いてあるフィギアみたいだ。

 

それでもなんとか頂上に辿り着くと、私も含めてやっとそこで全員の気が緩んだ。これ以上は高くならない。ここからは地上の方へと戻っていくのだ。

 

妻のスマホを立てかけて、青空をバックに記念撮影をした。本当に気持ちの良い天気で、素敵な家族写真が撮れた。子供たちも楽しそうに外の景色を眺め、地上が近づいてくると、もう一周回りたいと駄々をこねはじめた。

 

最初に怖がっていたふたりはどこへやら。ゴンドラから降りた後は、振り返り大きな観覧車を見上げ、また乗りたいなと意気揚々話していた。

 

なんだか、牧歌的な今日一日を象徴するかのような18分間で、とても印象深い思い出となった。今度は23日を狙って、機会があればまた乗りに来よう。