いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

娘の問題行動

娘の小学校の担任の先生から妻に電話があった。

 

端的に言えば、立ち続けに起きた娘な問題行動について、学校として指導したので、家庭の方でも指導をお願いしたいというもの。

 

ひとつはお友達が一緒に入らせてくれた傘をとって逃げ回ったこと。もうひとつはお友達の傘ケースを投げて路肩の溝に落としたこと。さいごはお友達の自由帳を靴箱に隠したこと。

 

どれも聞いたときに血の気が引く思いがした。なんて傍若無人ないじめっ子だろうかと。妻はぐったりとうなだれていた。そんなときに娘が帰ってきた。さっそくテーブルを挟んで座り、それぞれについて事実確認を行なった。

 

ただならぬ雰囲気を感じ取ってか、すぐに娘は泣き出した。長いこと粘ったが、なかなか落ち着かないので、私は席を外し、妻にヒアリングをお願いした。

 

妻が聞き終わると私も先に戻り、妻が整理した話と、少し落ち着いた娘から補足の情報を聞く。結論から言えば、その前後には文脈があり、一部は外部からの働きかけもあり、悪意からの行動ではないということがわかった。

 

そのことについては少しほっとした気持ちだった。しかし三つのうた二つの件は、娘の性格に起因する100%娘が悪いということが明らかになった。本人は悪ふざけのつもりだったのだろうが、お友達に迷惑をかけているので言い訳にはならない。

 

ひとまず、娘には直近の予定を含め、帰宅後にお友達と遊ぶことについては、改善が見られるまで認めない方針とした。さらには反省を忘れぬよう、しばらく自室でひとりで寝るよう、ペナルティを与えた。

 

まさに家の中で私たちや弟に対してとっている行動の延長線上のことばかりだったので、改善の度合いを測る上では、家庭内での態度の改善具合をもって判断することとした。

 

とはいえ上記のペナルティや処置に対しても、正直私たちも苦肉の策の認識である。本質的にはもっと対応を具体化していく必要があるが、いかんせん我々としても有効な手段が思い付いていないのである。

 

これは長期戦になるなと妻とは心づもりをすることを話した。とはいえ、私たちがこれまで指導を怠っていたゆえ、甘かったゆえに起こった事象なので、ここは徹底的に粘り強く対応しようと話し合った。

 

また妻から、今回迷惑をかけたお友達の親に連絡を入れ、丁寧な謝罪をしてもらった。今回はどちらとも揉め事へと発展することはなかったが、同じことが繰り返されたら向こうも看過できないだろう。

 

まだ小学校一年生だから、ここでしっかりと改善ができれば、まだ取り返しができるはずだと信じたい。これがもっと高学年になっても続くようなら、友達から避けられたら、いじめられたりと、本人に対してのダメージも大きかろう。

 

大変な指導になるだろうが、彼女の将来のためにもしっかりと向き合いたいと思っている。試練である。