いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

昨晩のその後

昨夜のチーム懇親飲みは予想以上に楽しかった。

 

一次会では、尊敬する組織長の横が空いていたのでそこに座ると、気心の知れた軽快な掛け合いを見せ、テーブル内を盛り上げた。組織長の興味深い話もいろいろと聞けたし、入社間もない同テーブルのメンバーともいろいろ話ができ、楽しい一次会であった。

 

また組織長はお金持ちで、日々付き合いで飲み歩いているだけあって、彼が薦めるビールはどれも格別に美味しかった。私はもともとビールは苦手なのだが、本当に美味しいと感じるのだ。サッポロラガーの赤星、キリンのハートランド。このふたつは是非とも覚えておきたい。

 

二次会は組織長のおごりでカラオケへ。メンバーのほとんどが二次会にも参加し、とても盛り上がった。司会役を務めるいじられキャラの若手、盛り上げ方をわきまえているお姉さん、それぞれに良い働きをして、本当に良いチームだなと思った。様々なチームの懇親会に参加している組織長も絶賛していたのは、きっと社交辞令ではないだろう。

 

私もよい働きぶりをしたと思う。序盤カラオケに見られる、皆が照れてなかなかマイクを握らないなか、私にマイクがまわってきたので熱唱して、空気をがらりと変えた。さらには、みんながそれぞれ歌う曲においても、中弛みするようなタイミングで皆が私にヘルプを求めるようにマイクを回してくるので、そのたびに歌い上げ盛り上げた。定番曲ばかりなので、どれも一度は歌ったことがあったのだが、それでも皆は私の万能性に驚き、称賛の声をあげていた。

 

もちろん場を救ったということ以上に、私も仕事とは違う面を見せられたので嬉しかったし、純粋に歌を褒められてうれしかった。学生時代に培った経験の賜物だなあと、小さな話ではあるが、これまでの人生に肯定感がもてた。

 

またそんな稼働率の高いカラオケ中だったが、その間、ひっこみじあんなメンバーともちょくちょく会話ができて、収穫の多い会でもあった。チーム内のメンバーに共通することは、みんな根が良い人ということ。コンサルファームに多いと聞く、ガツガツしたタイプは少ない、謙虚で穏やかな人が多い。働きやすいチームに恵まれたな、と嬉しくなった。

 

帰りは走れば終電に間に合う時間に解散したが、一緒の帰り道の直属の上司が「走りたくない。俺払うからタクシーで帰ろう」と言ったので、一緒にタクシーで送ってもらった。車内でふたりキャリアについての話もしたが、いつもよりも直接的に「マネージャーなってもやっていけるよ」と言われた。光栄には感じたのだが、やはり私としては焦りたくないのだという気持ちを改めて伝えたのであった。カラオケの前には別のマネージャーからも同様のことを言われた。このように言われている内が華なのかもしれない。

 

なんにせよ、懇親会の目的通り、所属するチームメンバーとの親睦がはかれた、とてもいい一夜であった。四半期に一回、後輩君がこのような会を開催してくれるようなので、また次回も楽しみにしておきたい。