いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

絵本好きな息子

息子は図書館での本選びがはやい。

 

今日も妻と三人で図書館に行ってきたのだ、ものの1分ほどで読みたい本を5冊程度選んで渡してくる。

 

さらには妻が娘の本を選んであげている間に、もう数冊ピックして持ってくる。結局今回は彼だけで9冊もの本を借りることになった。

 

愉快なのが、彼が選ぶ本には確かな傾向があり、そのひとつが食べ物に纏わるお話だということだ。今日もおにぎりやお弁当、チョコレートなど、食べ物が表紙に描かれている本が半分以上あった。

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そんな彼は、私がリビングで読書をしていると、図書館で借りた本を思い出したように持ってきて、これ読んでと私に渡してくる。そのようにして読み聞かせを始めると、次はこれ、もう一回これ、となかなか終わらない。

 

娘も同じような頃があったが、比較すると息子の方が絵本の楽しさに熱中しているように思える。このまま読書好きになってくれそうな気配だ。

 

意識が芽生える頃から日常的に図書館に通っていたのがよかったのかもしれないし、私が隙さえあれば本を読んでいるので、その影響もあるかもしれない。

 

いずれにせよ、大きくなった際に、本の話が一緒にできたらいいな。それまで良好な親子関係を維持し続けなければなるまい。

 

さて、そんな彼の寝かしつけを今夜もしていたのだが、私のお腹の上に腹ばいになって眠りの体制をとった彼が、思い出したように顔をあげ、まっすぐな瞳を向けて私にこう言ってきた。

 

「パパだいすきだよ」

 

私たちがよく口にする言葉の真似であろうが、しっかり使うタイミングを心得ている。私は当然幸せな気持ちに包まれ、彼の小さな身体をぎゅっと抱きしめた。