いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

公園遊びの夜

今日は夏のような暑さ。一日半袖で過ごした。

 

芝生の上にテントを張り、子供らが駆け回る有料の遊具エリアを網目ごしに眺める。子供たちは相変わらず元気だ。今日はお友達姉弟とも一緒なのでいつも以上にはしゃいでいる。

 

私は語る時が来るまでテントで体力を温存した。そのときはすぐにやってくる。息子が一緒に遊ぼうと誘ってきたのだ。私は帽子を被って立ち上がる。今日もヘトヘトになることは必至だった。

 

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夕方になっても上着を着ることは一度もなかった。Tシャツには汗がしみこみ、ここにきて猛威を振るった花粉症によるくしゃみの飛沫も首元に滲んでいた。本当にたくさん遊んだ。それでもいつもの頭痛が出てこなかったところをみると、うまいこと端々で休憩が取れたようだ。

 

子供たちはまだ遊びたいとごねている。彼らにとっては、明日から学校が再開することなど、関係がないのだ。どうせひと眠りすれば全回復する。それよりも今この瞬間を楽しさで満たしたいに違いない。

 

それでもなんとか子供たちを引き剥がし(最後は別れのハグまでしていたのだ)、それぞれの車に乗って家へと帰った。途中、助手席で何度か気を失いかけたが、同様に疲れながらも運転してくれている妻をひとり残すわけにはいかなかった。

 

家での夕食後、ソファに座っているとまた睡魔が襲ってきた。それでもこのあとリバプール戦があるのだ。息子を寝かしつけた上で、ベッドから這い戻らねば。