いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

本屋で一万円

今日は家族で隣町に行った。

 

その途中、行きつけのイタリアンで美味しい昼食を食べた。その後の道中には自転車で娘に問題を出して遊んだ。二つのものの共通点と相違点をそれぞれ答えさせる問題だ。

 

最初のお題はパパとママから始まり、車と自転車とか、娘と仲良しのお友達とか、いろいろ出題したが、なかなか盛り上がって面白かった。

 

隣町に着くと目的地の本屋さんへ。そこまで広くない書店なのだが、子供向けコーナーが充実している。子供たちは喜んで本を物色し始めた。

 

私や妻も隙間隙間で自分たちの本を見に行った。そして銘々に欲しい本を持ち寄った。私はカズオイシグロの最新作が早くも文庫化されているのを見つけたので買うことに。娘は可愛らしい本を2冊。息子は仕掛け絵本とブラック系のオモチャを。妻は思い出の絵本ら2冊を選んでいた。

 

レジでお会計をすると、合計で一万円を超えた。本屋でこの金額の決算は覚えている限りでは初めてだったが、みんながそれぞれ欲しいものを買えたので満足度は高かった。

 

本屋から出ると目の前にあったフレッシュジュースを子供らが飲みたがったので飲ませた。そしてまた自転車に乗って家へと帰った。

 

家に帰るとクーラーの効いた部屋の中で、それぞれ購入したばかりの本を読み始めた。私はその前からの読みかけの本を読んだが、他のメンバーは真新しいページを巡って、それぞれ楽しい時間を過ごした。なかなか家族みんなで読書なんて時間はなかったので、新鮮であった。

 

外は猛暑だったのでそのまま家の中で過ごし、夜はテレビ中継で『なにわ淀川花火大会』の花火を眺めながら、夕食とおつまみを食べた。

 

地味だけど、私にとってはとても理想的な休日の過ごし方だった。子供らも妻も楽しそうだったので、また機会があればこんな休日の過ごし方をしたいと思う。