いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

レンジャー

昨夜は仲間うちの送別会をしてきた。

 

仕事帰りに梅田に集合し、飲みに行ったのだ(私は年休だったが)。結局は3軒の居酒屋をはしごして、終電で帰った。こんなに飲み歩くのは久しぶりのことだった。

 

メンバは5人。同期の中でも特に仲の良い面子だ。そのうちのひとりが、7月から静岡に転勤になる。まだなかなか実感がわかないのだが、しばらくすれば、寂しさも感じてくるのかもしれない。

 

それにしても、昨夜は話をしていて、我ながらバランスのとれたグループに属しているなぁと、嬉しい気持ちになった。それぞれにキャラが立っていて、秀でているポイントが異なる。いつか青春小説を書くことがあったなら、登場人物のモデルにしたいなと思う奴ばかりだ。

 

ちょうど5人ということもあり、ゴレンジャーなどの戦隊ものに例えたら誰がどの色になるんだろう。そんなことも、昨夜は帰り道にひとり考えていた。


熱血漢でリーダーシップ溢れる彼は“赤”で決まり。オールマイティで二枚目の彼は“青”だろう。データ収集とアイデアに長けフットワークも軽い彼は“黄”で、皆に愛される風変わりなムードメイカーの彼は“黒”なのかも。

 

そういう意味でいうと、私はその中だと個性が弱い。一応“切れ者”的なポジションに置いてはもらっているが、色で言うならあまり目立たない“緑”くらいだろうか。改めて、よくこの中に居場所があるなぁと思わされた。

 

メンバのひとりがこの春に転職をしたものの、この集まりは前と変わらずに続いている。昨夜も皆で話をしていて、あぁ、この関係はこれからもずっと続いていくんだろうなぁ、という嬉しい確信に包まれていた。

 

来月から静岡にいく彼も、しばらくは会えなくなるだろうが、また1年後には異動らしいので、なにも無かったかのように、この輪の中に戻ってくるのだろう。

 

この冬にはメンバ全員に子供もできる。そうなれば、また少し付き合い方も変わっていくのだろう。楽しみだ。