いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

はじめての在宅ワーク

昨日は急遽、在宅ワークをすることになった。

 

通勤で使っている御堂筋線が止まったのだ。復旧の目処がすぐには立たないようだったので、同じ境遇だった先輩と共に、在宅ワークへと切り替えた。

 

初めてだったので、手順書を元に家のパソコンに設定することから始めた。なんとか設定を終わらせると、いつも会社で見ている画面が立ち上がってきた。

 

思いのほかサクサク動き、端末の画面が小さい以外は、なんら不自由を感じなかった。私は自分宛で来ていたメールたちに返信し、雑多な整理事項に着手した。

 

家での仕事はとても快適であった。運良く妻と娘はプレ幼稚園に行く日だったため、落ち着いた快適な環境で、優雅に仕事ができていた。

 

もう設定を済ませてしまったので、次回からはものの数分でログインができるだろう。だとすると、今後も積極的に在宅ワークを活用していきたいなあと考え始めていた。これが働き方改革かと、はじめて実感が持てた。

 

ただ、そんな快適さもそう長くは続かなかった。

 

幼稚園から娘たちが帰ってきたのだ。娘は家にまだいる私に興奮を示し、矢継ぎ早に話しかけてきた。そして椅子に座る私の太股へとよじ登ると、やんちゃ顔でエンターキーを連打してきたのだった。

 

私は端末を閉じ、午後から会社へと向かった。初めての在宅ワークで課題点が明らかになった。ただ、うちのマンションにはスタディルームなるものがある。次回からはそこを利用してみようと思う。まだ、諦めないぞ。