いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

春の装い

軽装で外に出かけるのは気持ち良い。

 

Tシャツに薄手の上着を羽織るくらいの。短い春と秋限定、という特別感も良いのだろう。願わくば一日でも長くこの季節が続いて欲しいものである。

 

快晴に恵まれた本日は、家族みんなでおろしたての服に身を包み、弾むような気持ちで公園へと出かけた。新しい遊具が開放されたばかりの公園にだ。

 

いつものごとく私が息子を乗せたベビーカーを押し、妻と娘は自転車で向かった。私は先日買ったTシャツに薄手のブロックテックパーカーを羽織った。一歩踏みしめるたび、自身の涼しげな装いに頬を緩め、柄にもなく首周りのフォルムを微調整していた。足取りも無意識のうちに軽やかになる。

 

服にこだわりのない私は、お出かけの際、妻に季節感がないと注意されることが多い。そのたびめんどくさいなぁと思っていたのだが、たしかに季節にマッチした服を着るというのは気持ちの良いことだ。

 

快い気候の中に自分も溶け込めたような、穏やかなそよ風と一体になれたかのような、そんな爽やかな心持ちになれるのであった。

 

あと最近では、オーバーサイズの服をゆったりと着るスタイルが好きになった。なんだか少しばかり痩せて見えるし、身を包むカジュアルさが心地よい。

 

次のお出かけが早くも楽しみである。服を新調するのも良いものだな。季節が変わってしまうその前に、出来るだけたくさん、外へと出かけよう。