いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

冷え冷え

急に寒くなりすぎではないか。

 

秋ってこんなに寒かったっけ。いや、もう秋は終わってしまったのか。家の中でも靴下を履いている。

 

まだ在宅勤務を続けているからいいものの、これで出社なんかした日には凍て付く夜道を歩くことになるだろう。想像しただけで身震いしてしまう。

 

コロナの感染者数がだいぶ減ったようだ。宣言は解除され、様々な規制も緩和された。とても喜ばしいことだが、ウイルス自体が消滅したわけではない。

 

でも、どんどんと出社率は上がっていくんだろうな。それに忘年会やらの飲み会も、こそこそ再開されていくのではないか。なんだかそんな悪い予感が過ぎっている。うちの課長なら言い出しかねない。

 

毛布にくるまり、そんなことを考えていると、心の中まで冷え冷えとした気持ちになってくる。でももはや今の職場に関してはほとんど開き直っているので、強制されるまでは在宅勤務を続け、飲み会の誘いがあったとしても、なんとか断ろう。

 

そう決意すると、また血に体温が通ってくる。さっきから私にまとわりついている息子にもみくちゃにされながら、それを愉快に思える心が戻ってくる。