いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

それでも会社は回っていく

今日も心地よい午前中を過ごした。

 

近所の美味しいイタリアンで妻と一緒に昼食をとり、そのあと少し緑地公園で息子を遊ばせた。もちろん、その前にランニングと勉強は済ませている。

 

家に帰り、さて午後の勉強を始めようかしらと思っていた時に、課長からLINEが入った。全社員対象の調査があるので、会社メールを見て対応してほしいとのことだ。

 

2ヶ月間の年休消化に入って早2週間。端末にログインする許可をもらい、久方ぶりに会社端末をリモートにて立ち上げた。

 

せっかくなのでメールも立ち上げ、恐々しながらチェックしてみる。私個人に送られている依頼や、対応漏れをしたら不利益を被る周知等がないかを確認するためだ。

 

しかし心配しているようなメールはなかった。大量のメールの確認を終え、ほっと胸を撫で下ろす。

 

ついでにこの2週間の担当内の動向もフォルダに格納されたエスカレ資料等で把握を試みる。スケジュール的にはとてもハードな期間なので、私が抜けたことで崩壊してやいないかと不安だったのだ。

 

しかし、そちらも確認した結果、まったくの杞憂だということを知ることができた。主に3つの対応を同時並行でこなさなければならない過密スケジュールながら、私に代わってリーダーを務める課長が、うまいことチームを牽引し、オンスケジュールで諸々を進めていた。

 

私ごときがひとりいなくなったとて、会社は問題なく回っていく。そのことを改めて実感できた。

 

悔しい気持ちは微塵もない。そうであるだろうと思っていたし、そうであってくれと心から願っていた。多少なりとも後ろ髪を引かれていた気持ちも、これにて完全に払拭することができた。業務を引き継いだメンバー達に、改めて感謝の念を抱いた。

 

それにしても、改めて一歩引いて職場の仕事を眺めてみると、短い期間でかなり難解なことを対応させられている。この前までここで自分もやっていたことが信じられないと思ってしまった。ここでの経験が、いつか自分を助けてくれるのかもしれない。

 

なんにせよ、私が去った後も職場がしっかりと回っていることが確認できてよかった。私も頑張らなければ。明日からの勉強も改めて張り切っていこう。