いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

こどものうた

こどものうたは偉大だ。

 

ほんとに小さい子の心をすぐに掴んでみせる。うちの息子もその例に漏れず、ここ最近になり以前にも増して夢中になって歌っている。

 

振り付けもあるものは見よう見まねで、可愛いお尻をフリフリしながら、楽しそうにリズムに乗って踊っている。覚えも早く、何度か見ただけなのにすぐにマスターしている。

 

一番の効能は、言葉を覚えることだ。歌を真似することで口で発せられ言葉が格段に増えた。また映像付きのものであれば、モノと言葉がイメージで結びつくので生活における応用も効く。言葉の覚えがのんびりしている息子にとっては、とても有難いことである。

 

いろんな曲を歌っているが、中でも今のブームは「どんないろがすき」である。よくひとりでも口ずさんでおり、歌の流れで好きな色を訊ねると、高確率で「あお!」と答えるのだった(稀に「きいろ」)。

 

なんにせよ、腰をくねらせ、身体を傾け、全身でリズムを取り、指もまだ自由に動かせないほどの小さな手を見よう見まねで形づくり、一生懸命に振りをして歌っている後ろ姿には、たいそう癒されるのであった。