いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

卒園前の音楽発表会

午前中、息子を抱っこして幼稚園へと向かった。

 

早朝から仕事を始め、途中で中断したのだ。今日は娘の音楽発表会があった。それに午前中参加するため、本来東京出張だった午後の予定をリモート参加にさせてもらっていた。

 

開演10分前に着くと、ほぼ観覧席は埋まっていた。卒園式前の最後のイベントということで、父親の参加者も多く目についた。

 

開場前から並んでいた妻は、前方の席を取れたようだ。安心して私は最後尾の席に座る。どちらにせよビデオ撮影は禁止、あとでBlu-rayの販売があるので、どこからでも演奏や歌唱が堪能できればよかった。

 

園児たちは元気いっぱいに入場し、私たち観客席をぐるりと取り囲んだ。歌いながらにオープニングダンスを踊る。ぐるぐる移動して娘が私のそばまで来た。手を振ると私に気づいた。嬉しそうに友達とハニカミながら踊っていた。

 

クラス毎の合唱と、楽器演奏を鑑賞した。どのクラスも長い曲をまるまる一曲歌っていて驚いた。娘の楽器は木琴で、ピアノで培ったリズムキープの意識が見られ、頷きで拍をとりながら、上手に演奏していた。

 

最後は学年全体での合唱。娘も大好きな『さよならぼくたちのようちえん』で、耳馴染みがあるぶん、しんみりと心に沁みた。涙を拭っている親御さんも散見され、会場は感動的な雰囲気に包まれた。

 

締めのスピーチの先生も泣いており、素敵な幼稚園に通えたなという感想を持った。退場すると、息子を連れて家に帰った。昼前に仕事を再開し、午後のミーティングと、週明けに使う資料をあらかた作り上げ、今週の仕事を締め括った。

 

忙しい中だったが、貴重なイベントに参加することができて良かった。息子のときも参加できるといいな。