いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

言いたいことは言う

内部ミーティングでささやかな反旗を翻した。

 

ほぼ私たちメンバーに丸投げしている上司が、私の作った資料にふわふわとした指摘をしてきたからだ。

 

口調が反抗的にならないよう気をつけながら、ひとつひとつを打ち返していった。こちとら、向こうが指摘してきたことくらい、考えた上で作っていたので、打ち返すことは容易かった。

 

何箇所も指摘を受けたが、結局修正は僅かな点の一箇所のみで、そのほかは私の元の資料のまま行こう、という結論となった。おかげで今日は予定よりも早く仕事を上ることができた。

 

ミーティング後、念のため録音を聞き返してみたが(私は毎回ミーティング音声は備忘のため録音している)、客観的に聞くと、丁寧で感情を排した会話になっていたので安心した。

 

それにしても、やはり丸投げしておいたくせしてケチをつけられると、カチンときてしまう。まあ、上司も私以上の案件を持ち、忙しいことは理解しているのだが、それでもその皺寄せによる実害は私たちも受けているのだから、文句を言う権利はあるだろう。

 

このまま最終報告まで丸投げされ、実質的な責任はこちらに負わされるんだろうなと思うのだが、とはいえ対外的かつ建て付け上の責任はマネージャーにあるのだから、気にしないようにしたい。

 

その上司も組織の被害者であり、心から責める気にはならないのだが、これが今後も続くようであれば、いずれは然るべき態度を取らねば、と考え始めているのだった。

 

それにしても、入社して1年経ち、現職での経験も増えてきたこともあり、少しばかり強気な態度が取れるようにもなってきた。少なくとも、今私に辞められようものなら、上司はかなり困ることになるだろう。

 

とはいえ、そこは持ちつ持たれつな関係なので、こちらも生意気な態度だけは取らないよう気をつけたい。でも、今度面談などで改まって話す機会があれば本人にも伝えてみよう。不満、持ち始めていますよと。