いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

進撃の巨人のアニメーション現場

妻と一緒にアニメ製作現場の特集番組を観た。

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進撃の巨人の製作現場にカメラが潜入したやつだ。あまりに過酷な現場で、頭が下がる思いになった。職場がブラックというわけでは決してないのだが、とにかく精神がタフでないと務まらない仕事だなと思った。

 

一日をかけてやっと書き上げたワンシーン。それが監督の意に沿わないと、前半改修が求められる。アニメ映像の作画なのだから、ただでさえ正解などない世界。しかも、それが完成したところで、ほんの数秒で流れていったしまうのだ。

 

アニメが好きでないとやっていけないが、私ならアニメを好きでなくなるだろうなと思ってしまった。皆さん絵が格別に上手い人たちばかりなのだろうが、それでも上には上がいて、その確固たる実力の差には日々絶望感を抱いているに違いない。

 

それでもきっと、何の仕事もそうだけど、諦めずにやり続けた人にだけ、本当の実力がついてくるのだろうと想像ができた。もちろん、一握りの天才はいるのだろうけれど。

 

こんな過酷な仕事があるなんて。自分たちの現状を鑑みるに、とてもじゃないけどキツいだなんて言えないね、と妻と話していた。

 

その特集番組の後、当然ながら進撃の巨人のアニメが観たくなったので、隙間時間を使って妻と一緒に最新シーズンを観ていた。

 

エンドロールで、特集の中で一番大変そうだった監督の名前が最後に堂々と表示された。思わず拍手したい気持ちになった。もっともっと大きく名前が載ってもいいくらいだ。物語のフィナーレも楽しみである。