いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

提案活動に向かない私

今日も提案活動に同行した。

 

私としては初めて訪れる企業。日本有数の大企業のグループ企業である。提案書は私が作ったのだが、私は初対面だったので説明は上司が行った。

 

説明を聞いた先方からは感謝が告げられたが、内容について1点、重めの注文が入った。なかなかレベルの高いオーダーであるが、その箇所についてのブラッシュアップを施し、すぐに正式提案を行うという約束が交わされた。

 

今私は別企業の提案書も作成途中なので、あまり歓迎できない事態である。ただ私がやらねばならないのだろう。なんだか考えただけで疲れてしまった。

 

その点以外でも、先方と上司らとで交わされる様々な議論を間近で聞いていた。抱いた感想は、やっぱり今の私では案件獲得に向けた提案活動を単独で行うのは無理だ、ということだった。

 

つまりはマネージャーにはまだまだなれそうにも無い、ということである。大企業の部長クラスが相手になると、こんなにも広く高い視点から繰り出される質問を、即座に打ち返さなければならないのか。

 

また案件獲得というニンジンをぶら下げられたことで、先方からの無茶難題にもある程度は真摯に取り組まないならない、という状況も、はっきり言って私の性格には合わない。

 

社会人になって以来、営業活動だなんて新卒入社時の販売研修でしかない私である。何かを売り込むことなんてことはなかなか図々しくてできないし、一方で、それをダシにされ、へいこらいいように使われるようなこともしたくない。

 

そんなマインドなもんだから、これは提案活動が主業務に据えられるマネージャーにはなれそうにもない。なれたとしても、いつかは破綻してしまいそうだ。

 

今の職級での、いわゆるタスクとしての提案活動ならこなせるのだが、これがいわば本業となるマネージャーになるとストレスが溜まるだろう。

 

むー。まだ期間は数年あるが、将来の身の振り方を少し考えてみなければ。まあ、提案活動をやり続けることで、新たに見えてくる世界もあるのだろうけれど。