いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

アグレッシブな父

夏の予定に関して母親と電話で話した。

 

用件はすぐに済んだが、久々だったのでそのまま近況報告も含めた雑談を交わした。今年の春から九州から四国に居を移したが、両親共に良好な新生活を送れているようだ。

 

とくに父親は本当に生き生きとしているようだ。長く勤めた病院を定年退職したというのに、セカンドキャリアとして四国の病院に移り、勤務医をしながら現在は医療研究に取り組んでいる。

 

日々、学会やセミナーにも参加し、論文制作にも励んでいるらしい。さらには新たに大学院へと進学することも画策しているらしく、それに向けた英語の勉強にも励んでいるようだ。

 

さらにはそんな中でマラソン等の趣味についても満喫しており、週末には母との四国観光にも興じているようだ。もう還暦もとうに過ぎたというのに、なんともアグレッシブな中高年である。

 

正直なところ、その話を聞きながら、息子ながらに少し引いてしまった。自分なんて、彼の活動量の半分にも及んでいないのに、日々疲労感を抱えているというのに。

 

ただまあ、もちろん刺激はもらえたわけで、自分は若いんだからもう少し頑張らねばという自戒の念も芽生えた。さらにはそんな父親の血が私にも半分入っているというのだから、もしかしたらまだ自分も知らないポテンシャルを秘めているのかもしれない。

 

なんにせよ、母親から聞く父親の話で、背筋がピンと伸びたような気がした。私も日々もう少し頑張ろう。