いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

疲労困憊なホテル帰り

USJのホテルには春前まで滞在した。

 

早朝に目を覚まし、窓から覗く快晴と窓下にポツポツ現れた人並みを新鮮な気持ちで眺めていた。

 

そわそわして気分が昂まっていたのは息子もそうだ。普段ではあり得ない早い時間から身を起こし、窓から見せるお店を指差しながら、今日はまずあのお店に行って、つぎはあっちに、と、我々に行程のプランを提案してくれていた。まあ、そのあとに、私も息子も二度寝をしたのだけれど。

 

妻は優雅に朝風呂に浸かっており、娘も起きた後に、前夜にコンビニで買った朝食をそれぞれのタイミングで食べた。その頃にはUSJへと向かう人の群も本格化してきており、かんかん照りの中でさぞかし今日は大変だろうと、少しだけ同情心が湧いた。そういう意味では、昨日は少し曇っていて有り難かった。

 

チェックアウト時間のギリギリまで部屋でゆったり過ごし、最後は窓の景色をバックに家族写真を撮って部屋を出た。その後はしばらく周辺の商業エリアや、次に向けて別のホテルの下見等をしていたが、疲れも見え隠れしてきたので帰路についた。

 

家に帰り着いてからは軽くて昼食を取ると、娘以外のメンバーは睡魔に襲われ昼寝に入った。その間娘はひとりでゲームをしたり、アニメを見たり。本当に驚くほどの体力オバケである。

 

それでも夕食の頃には全員の体力が回復し、美味しくご飯を食べることができた。当初せっかく泊まるのだからUSJに二日間とも行こうという案もあったのだがやはり到底無理であっただろう。良い判断をした。