いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

緑地公園でピクニック

芝生の上にテントを張った。

 

もっているふたつのうち、ワンタッチ式ではなく、しっかり組み立てる方のテントだ。新しく買ったシートも敷き、園の中央に拠点を築いた。

 

子供たちはすぐに持ってきた遊具で遊び出す。フリスビーやバトミントン。なわとびにラジコン、シャボン玉やボールも持ってきていた。

 

訪れた近所の緑地公園はいつも以上に人が多かった。そりゃ天気もこれだけ良く、桜を始め春の花々が満開ともなれば、これくらいの人も集まるだろう。ちょっと覗いた別のエリアだと、BBQの集団でごった返していた。

 

テントの中で、行きしなに買っていた弁当屋の惣菜を広げ、昼食を済ませると、うららかな気候も相まって急激に睡魔が襲ってきた。子供らはすぐに目の届く範囲で遊びに行ったので、妻と交代でそれを見守りつつ、代わりばんこに昼寝をした。

 

子供らは、下の方で幹が枝分かれした木登りをするには打って付けの木を自分たちの基地にして、そこで長いこと遊んでいた。たまに水分を取りにテントに帰ってきたが、飲み終わるとまたすぐに基地の方へと駆けていった。姉弟で遊ぶのが相当面白いのだろう。

 

3時ごろにテントの中でオヤツを食べ、そこからは私たち親も身を起こし、遊具を使って遊び始めた。妻とはバドミントンのラリーを行い、その流れで子供らともバドミントンやフリスビーで遊んだ。

 

子供らと三人で追いかけっこをしたのがハードだったが、それでも今日は運動目的でも来ていたので、そもそも覚悟ができていた。久しぶりに思いっきり身体を動かすことができたように思う。

 

夕方になり肌寒くなり始めていたので、テントをしまって家へと帰った。寒がっていた妻と、疲れて今にも寝そうな息子を先に返し、私と娘は後からゆっくりと帰った。

 

家に着くと息子はすでにソファで寝ていた。他のメンバーも夕食までの間、各自ゆっくりと過ごすことにした。夕食は近所のくら寿司を予約していた。

 

結局、予約していた時間よりもだいぶ待たされたが、無事に美味しい寿司が食べられてみんな満足していた。一日遊んだので、明日は家ゆっくりと過ごそう。