いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

宇多田ヒカルのベストアルバム

ラジオを聴いて発売されていることを知った。

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発売の予告があった頃から4月になることを楽しみにしていたが、何日かまでは覚えていなかった。すぐにiTunesで購入し、帰り道にイヤホンで聴いた。

 

聴き慣れた曲のトラックがリミックスされていたり、歌声も再録されていてどれも新鮮に響いた。聴き始めると徐々に身体が温まっていき、5曲ほど聴いているとすっかり彼女の世界に引き込まれてしまっていた。

 

宇多田ヒカルは他の女性歌手と何が違うのだろうか。彼女の楽曲はこうも唯一無二に響くのだろうか。うまく言語化できないのだが、リズム、メロディ、トラック、歌声、そのすべてが高次元に整合され、上質なミュージックに成っているということだけはわかる。

 

全体的にトラックがモダナイズされており、声も現在の彼女の声で再録されてある点が、個人的にはとても好感触だった。酸いも甘いも経験した40歳を超えた彼女が歌う『First Love』。なんて味わい深いんだ。

 

音のひとつひとつ、その録音環境や機材のひとつひとつにまで拘りを感じられる彼女の楽曲。ゆえにイヤホンでつぶさに聴いてもよし、BGMとして流し聴きしてもよし。もちろん、ドライブのお供にももってこいだろう。

 

まだしっかりと聴き通せていないが(なんせ26曲も収録されているのだ!)、現時点ですでに満足度が高い。これからゆっくり何度でも聴いていこう。

 

妻も聴きたがったので、共用のiPadに私のIDでログインし直し、無事同じアルバムをダウンロード完了した。これで妻も家事の傍ら存分にこのアルバムを聴くことができる。

 

さっそく子供たちが寝静まった後のリビングで、アルバムを流しながら、各楽曲に纏わる思い出ばなしを共有しあった。数少ない共通の好きなアーティストだ。