いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

庵野映画をどっぷり観返す

この週末で庵野監督の映画を観漁った。

 

具体的に言えば『シン・ゴジラ』と『エヴァンゲリオン新劇場版(序・破・Q)』を改めて観返したのだ。

 

どれも前回観たときからは数年が経っている。私は特に熱心なファンというわけではないのだが、妻や娘が里帰りをしている今、普段ではできないことをやろうと考えた際に、思いついたのが今回のこの行動であった。

 

庵野映画の最大の魅力は、その入り組んだ奥深い世界設定にある。一度や二度視聴しただけでは理解することは不可能。それゆえに観ていると、他の映画ではない脳ミソの部位が刺激される気がするのであった。

 

私は今回、彼の映画について語られる“解説・考察動画”をお供にして、それぞれの作品を観返していった。作り手の庵野監督ももちろん凄いのだが、その作品を解説するコアなファンの人たちも物凄い。

 

よくもまあ、あんなに不親切なつくりをした複雑な作品から、少ないヒントを集め、それを結びつけることにより深淵なる世界を解明していくものだ。

 

ファンの人たちの考察や解説を聴くと、庵野作品を十二分に愉しむことができる。それが合っているかどうかは正直問題ではないのだ。彼らの考えに触れることにより、作品の世界観がいかようにも広がっていく。

 

いわば監督ひとりの頭脳で生み出された作品に、多くの人たちの脳が加担していくことで、どんどんとスケールアップされていくみたいなのである。面白いなあ。

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映画を観て、解釈について誰かと語り合うのは楽しいものだ。庵野映画はそれに打って付けの作品だと言える。エヴァの最終作は今年公開予定らしい。それも楽しみ。