いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

戦友

昨夜はソファに座り、妻とふたり話した。

 

お互いに、先々のやらなきゃならないことを考えると胸が苦しい、と愚痴を言い合ったのだ。

 

妻が言うには、日々目の前のやるべきことや家事や育児に忙殺され、そんな中で手がつけられてないやるべきことを考えると吐き気がすると。私の仕事における状況と全く同じだった。

 

さらに妻は、ふたりめの育児に向き合う今、ひとりめと同じことを繰り返していくことに思いを馳せたときに、自身における進歩のなさや、新鮮なモチベーションを保つといった面で、モヤモヤを抱えているという悩みを教えてくれた。

 

私は妻と話しながら、そのモヤモヤを因数分解しようと努めた。すると、自身の進歩という面では、育児をしながら働いている友人達と自身を比較し焦っているということがわかり、新鮮なモチベーションを保つという面では、趣味などの新しい楽しみを持つ必要性が見えてきた。

 

一時間近く話し、少しばかりスッキリした。そして、やはり夫婦という『戦友』の存在は有難いよね、とお互いに感謝し合った。本当にこの歳にまでなると、生きていく大変さを痛感する。そんなときパートナーがいることはなんと心強いことか。ひとりなら潰れてしまいそうだ。

 

ふたりの子供を大人に育てるまであと20年。あまりの長さに気が遠くなるのだが、先を見過ぎてはいけない。戦友と共に今を生きるのみだ。