いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

つかまり立ち開始

息子がつかまり立ちを始めた。

 

ずり這いからハイハイに移行し、その後でつかまり立ちかな、と思っていたのだが、彼はハイハイをすっ飛ばし、早くもつかまり歩きをしたいようだ。

 

危なっかしくて目が離せないが、いろんなものに寄りかかっては、つかまり立ちをして笑っている。

 

中でも一番のお気に入りは、妻や私に寄りかかってのつかまり立ちだ。私たちがゴロンとくつろいでいるところに忍び寄っては、よじよじと身体をのぼって満足そうに立ち上がるのだった。

 

きっと早く娘のように立ち上がり、動きまわりたいのであろう。自分も立てた、と本当に嬉しそうに笑う。手をついたまま、興奮するがままにユラユラと身体を揺らす。「ひゃっほーい」といった感じだ。

 

その屈託のない無邪気な笑顔に私たちも癒されている。人は達成感に包まれるとこんなにもいい顔をするのか。最近私はいつこんな風に笑えただろうか。

 

息子の発育に伴い、どんどん娘との絡みも増えている。娘もよく私に向かって「さんにんであそぼうよ」と提案してくるようになった。息子はお姉ちゃんが大好きなので、瞳に娘が映っているときにはいつもよりも大きく笑う。微笑ましい光景だ。

 

カーペットやベビーマットを引き剥がしては、よくお姉ちゃんに怒られている。早くも主従関係が築かれつつあるようだ。いつまでも仲良くいてほしい。