いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

おためし転職活動①

先日から転職活動を始めた。

 

30代前半という年齢的にも最後のチャンスだし、現職になって以来自社で仕事を続けること、管理者になるキャリアに対して迷いが生じていたので、思いきって転職を検討してみることにしたのだ。

 

当然まだ半分以上は自社に残るだろうと思っているのだが、転職活動を通じていろいろと視野が広がり、価値観にも変化が生じるのではと思っている。

 

数年前から形だけ登録していた転職アプリ、それにいくつか別サイトも追加登録して、職歴欄を充実化させてみた。するとすぐにスカウトメールが続々とやってくる。その中で印象の良かったいくつかのエージェントに初めて返信をしてみた。

 

そこからは電話やメールが届き、休日に面談の約束を交わした。その面談日が今日であった。朝から合計3社のエージェントとリモートで面談をした。

 

午前中の1社目は電話面談だった。新規参入のエージェント会社のようで聞き馴染みのない社名だったが、エージェントの引きも良かったのか、とても満足感が高かった。親身に話も聞いてくれ、私の基本情報もしっかりと把握された上でスカウト連絡をくれた印象を受けた。

 

パイプをもつ企業分野が限定的なのが少し残念だったが、今後の転職活動においても信頼を寄せて相談できる相手だと感じた。恐縮してしまうほどサポートも手厚くて、甘えられるところは大いに甘えさせて頂こうと思っている。

 

一方、午後から面談した2社目はまったく私に合わなかった。ZOOMでやったのだが、挨拶も早々に、すぐに希望条件とかのヒアリングを始められた。戸惑いながらも答えていると、それをパチパチと端末に入力されていく。

 

そのマニュアル通りの事務的な流れ作業にどんどんと不満が募っていった。ついにはサイトに登録していた情報についても尋ねてきて、面談相手が私のことを事前に調べてないことが明確になった。

 

そもそもスカウトメールを送ってきた人とは別の人に面談を設定され違和感を抱いていたのだが、その不信感が確信に変わった。面談の途中で丁重に切り出し、開始10分ほどで辞退を申し出た。最後まで続けてもお互いに時間を浪費すると思ったからだ。

 

最後の3社目は夜に面談を実施した。2社目と同様、大手のエージェント会社で、スカウトメールと違う人が担当となったので、始まるまでは不安があった。しかし今度は相性の良いエージェントの方が担当になってくれたようだった。

 

親身に話を聞いてくれ、曖昧な私の転職活動のスタンスと、まだ固まりきっていない希望をうまく汲み取って進め方を提案してくれた。人の相性という面では1社目の人がベストだったが、大手ならではの求人紹介の幅広さがあるので、こちらの人とも付き合いを継続させていくつもりである。

 

そんなわけで、お試し転職活動の第一歩を踏むことができた。だんだん要領が掴めてきたので、引き続き厳選したエージェントたちの話も聞きつつ、転職活動を本格化していこうと思っている。結局は自社に残る決断をするのかもしれないが、この経験で得られることは何かしらあるだろうと期待している。