いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

期待の左腕

息子はボール投げが得意だ。

 

それは早い段階からであり、今では構えたところにほぼニアリーで飛んでくる。飛距離も1歳にしては大したもので、なかなかの勢いで飛んでくるのであった。

 

どちらの手でも投げられるが、どちらかというとやはり利き手である左手の方がうまく飛ぶ。これは将来有望な左腕ではないか、と野球素人の親バカが、勝手にワクワクしている。

 

できれば自分もできるサッカーをやってくれたらなあ、とは思っているのだが、もちろん本人が野球をやりたければ止める気はない。かくいう私も幼少期、漫画の影響で野球を練習していた時期があるのだ。キャッチボールくらいは教えられるだろう。

 

野球部に入る息子を想像してみたが、今の時代もボウズにするのかどうかが気になった。息子はサラサラヘアーをしていて髪型がカッコいいので、青春時代の太宗をボウズで過ごすのは少し残念に思えた。

 

もし本当に野球部を志望しボウズになろうまのなら、ボウズ嫌いを公言している妻が本気で阻止するかもしれない。彼が投げる勢いの良いボールを受け取りながら、そんなところまで思いを馳せてしまった。