いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

真っ赤なボディのイチゴさん

週末のクリスマスなんてどこに行っても混みそうだ。

 

そんななか妻がアイデアを出してくれた。以前にも訪れた施設のイチゴ狩りが、春を待たずにもう開催しているらしいのだ。

 

イチゴ以外にも、可愛らしい動物達との触れ合いもでき、美味しいレストランもあり、子供達にも大好評の場所だったので、イブの今日はそこに出掛けることにした。まだ時期が時期なだけに、そこまで人は多くないだろうと予想したのだ。

 

午前中から訪れたこともあって、予想どおり人は多くなかった。春に訪れたときとは違い、イチゴ狩りも、ほぼ貸し切りのような環境で伸び伸びと楽しくイチゴを摘むことができた。

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ここを訪れるのは3回目。それでも新しいビニールハウスが増設されており、イチゴの品種も増えていた。甘味が最高評価だった品種と、酸味と甘みのバランスの2品種を狙って収穫していった。

 

少し高いところにイチゴがあるので、2歳の息子は手が届かない(ゆえにイタズラできない)し、6歳の娘は背伸びをしながら自分で摘めるしで、我々家族にとっては絶妙な栽培環境であった。

 

暖かいビニールハウスの中ではみんなコートを脱ぎ、ゆったりと散策しながらほのぼのと真っ赤なイチゴを摘んでいった。やはりまだ白いものも多かったが、熟しているものも結構あり、私と妻のパックはまもなくいっぱいになった。

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摘みたてのイチゴは、ビニールハウス横に設置された開けたテーブル席で食べた。近くにはウサギの触れ合いエリアもあり、子供達はイチゴを頬張ると、すぐにウサギへの餌やりへと駆けていった。おかげで我々大人がたくさん食べられた。

 

見た目の違いはあまり見分けがつかないが、食べてみるとどっちの品種かが明確にわかった。甘味がマックスの『よつぼし』という品種は、とにかく甘くて絶品だった。また春にもう一回くらい来てしまうだろう。

 

イチゴを食べ終えると、子供達とウサギやヤギに餌やりをした。気持ちの良い草原でしばしのんびり歩き回っていたが、粉雪が待ってきたので、隣接するレストランへと入ることにした。

 

そこでもゆったりとした時間を過ごし、美味しいパスタとピザ、スープにカフェオレを頂いた。子供らはキッズプレートとフライドポテト。とても牧歌的な気持ちになれた。

 

食後はレストラン裏にある小さな遊具スペースで子供らと遊んだ。天気も回復しており、しばらくは貸切状態で広々と遊べた。

 

帰る前にはふたたび動物達に会いに行くと、午前中にはいなかったニワトリも解放されており、子供らが愉快そうにそれを追いかけていた。

 

ただ娘があまりにしつこかったからか、餌をあげようとした際にツツキの攻撃をかまし、さらにはしばらく逆に娘を追いかけ回していた。それにより完全に立場が逆転し、子供らふたりはすっかりニワトリに恐怖心を抱いていた。

 

夕方前にその施設を出た後は、いくつかのお店で買い物を済ませ、最後はケンタッキーで夕食を買って家に帰った。クリスマスらしくはなかったかもしれないが、それでも家族で楽しく過ごせた一日だった。

 

そして明日はクリスマス。夜中にはサンタが来て子供らにプレゼントを置いて行くのだろう。疲れのあまり、うっかり寝過ごしてしまわぬようにしなければ。