いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

がっくり

息子の希望が通らなかったときの口癖が可愛い。

 

彼は「え、がっくり」と口に出していい、無念そうに首を折る。なにで覚えたのかはしらないが、とても古風な漫画的表現で、やられるたびに愛おしく感じる。

 

ほかにも「ざーんねん」と首をしなだれる場合もあり、それもとてもいじらしいのであった。ちょうど昨夜、妻の手によって散髪され、前髪も短くなったことで見た目の愛嬌も増幅していたので、今日の破壊力はいつも以上に高かった。

 

そういえば、昨夜一緒に寝る前には、彼が寝ようとする私に何度もイタズラを仕掛け、繰り返しノリツッコミを引き出すという遊びをしてきた。他の人であれば腹が立つのだけど、彼の無邪気な笑顔を見ていると、思わずこちらまで笑ってしまうのであった。

 

そんなわけで、息子はますます『末っ子力』が高まってきているようである。ただ愛され力を身につけておくことは生きる上でも有用だと思われるので、彼の長所として伸ばしてくれればいいなとも思うのだった。