いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

娘と腰を据えておしゃべり

久しぶりに娘とふたりきりで話をした。

 

彼女の部屋で、しっかりと向き合って。慌ただしい日常の中ではあまりそのような時間は取れないし、休みの日だって甘えたがりの息子がいる。なかなかふたりだけの時間を取れていなかったのだ。

 

しかしそれも言い訳に過ぎないだろう。読書やテレビを観る時間があるくらいなのだから。意識してこのような時間を設けなければな、と今日話をしていて反省をさせられた。

 

おしゃべりが大好きな娘な口からは、たくさんの話題がポップコーンのように飛び出してきた。身振り手振り付きで、表情も豊か、ほんとうにチャーミングな子だなと、我が子ながらに改めて思った。

 

小学校の話も色々と教えてもらった。時間割や教科書も見せてもらって、学校の様子も伝わってきた。自分のからも一年生から五限目まであったかな。予想していたよりも、小学生は忙しそうであった。

 

彼女は最近ご無沙汰になっていた工作遊びもしたいらしく、作りたい作品の漠然としたイメージを伝えてきた。トイレットペーパーの芯や、空き箱などを溜め込んだBOXを漁りながら、ああでもない、こうでもないと考えを巡らせる彼女は、とても愛らしかった。

 

ちょっと風変わりで、大雑把で、調子乗りな一面はあるのだけれど、この子の芯にある魅力をわかってくれる、温かい友人や恋人に巡り合って欲しいなと、心から思った。

 

こんなふうに彼女がまっすぐに私に甘えてくれるのは、残り僅かかもしれない。なによりも今だからこその可愛さをもつ彼女をしっかり焼き付けておかねば。