いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

後味の悪い上申

今日は少し後味悪く仕事を終えた。

 

上司からの依頼事項に対して物申しを行ったのだ。自治体の公募案件への提案書作成なのだが、公募条件や内容等を踏まえたときに、本当に私たちチームがこの公募に手を挙げ、提案を行うべきなのか、その意義が全くわからなかったからだ。

 

とはいえ、上司からの依頼に対して、この案件は本当にやるべきことなのでしょうか、という物言い。伝え方を間違えると、不快な気持ちにさせてしまうし、仕事を選り好みをする面倒な部下というレッテルも貼られかねない。今日は朝からその伝え方について、モヤモヤと思案を巡らせていた。

 

ただ結果としては、議論をしているうちに一部余計なことも言ってしまう等、スマートにことを運ぶことは叶わなかった。しかし受け取り側の上司の度量もあったおかげで、私の伝えたい意図は理解してもらえ、上司預かりで、この公募への提案是非について管理職メンバー間で議論してもらうことになった。

 

オーダーに対して物言いをつけてしまったことを詫びると、まったく気にしていないと丁寧にフォローを頂いたが、少なくとも私の方には、上司からの依頼を断ってしまったという拭いきれない罪悪感は残った。

 

とはいえ、思ったことを正直に伝えて、異議を申し立てたことについては、振り返っても後悔はしていない。筋が悪い、意義を見出せない、と思っていながらの仕事では身が入らないし、かける稼働や労力も少なくはない。

 

上司からは、その案件を引き取ってもらう代わりに別のオーダーを2件もらった。もちろんそちらは断るわけにはいかないし、内容的にも断る理由もない。結果はどうあれ今回上司にケチをつけてしまった形にはなったので、なんとか他の仕事で上司に貢献できるよう励みたい。それができるまでは私は引きずりそうだ。